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ProjeKct Two Discography

Physical Disc

Space Groove : ProjeKct Two

Volume One : Space Groove
  1. Space Groove II / スペース・グルーヴ II
  2. Space Groove III / スペース・グルーヴ II
  3. Space Groove I / スペース・グルーヴ I

Volume Two : Vector Patrol

The Planet Zarg Quartet

  1. Happy Hour On Planet Zarg / 惑星ザーグの割引タイム
  2. Is There Life On Zarg? / ザーグに生命体は存在するか?
  3. Low Life In Sector Q-3 / Q-3地区の下等生物
  4. Sector Shift / セクター・シフト
  5. Laura In Space / 宇宙のローラ
  6. Sector Drift / セクター・ドリフト
  7. Sector Patrol / セクター・パトロール

Lost In Space

  1. In Space There Is No North, There Is No South, There Is No East, There Is No West / 宇宙に東西南北は存在しない
  2. Vector Patrol / ベクター・パトロール
  3. Deserts Of Arcadia ( North ) / アーケイディア(北)
  4. Deserts Of Arcadia ( South ) / アーケイディア(南)
  5. Snake Drummers Of Sector Q-3 / Q-3地区のスネーク・ドラマー
  6. Escape From Sagittarius A / サジタリウスAからの脱出
  7. Return To Station B / ステーションBへの帰還

リリースは1998年

Adrian Belew : V Drums
Robert Fripp : Guitar
Trey Gunn : Touch Guitar, Guitar Synth

ブリューの説明によると、彼が自身のスタジオにVドラムをセッティング(1997年11月19日)した直後から始まった3日間の演奏をそのままレコーディングしたもの。 なぜVドラムを導入する初日に偶然3人が揃っていたかとか、そういうことを考えてはいけない。
演奏自体はインプロというよりも、セッションそのままで、2CDを連続して聴いていると確実に飽きる。
本作品は、一連のプロジェクトの中で唯一のスタジオ・レコーディング作品であり、かつ日本以外では唯一単独作品としてもリリースされている。スタートレックをパロったブリューによるレコーディング日誌が添付されているが、パロディとしても日誌としても中途半端で面白くない。

  1. ” Space Groove II ” は、Vドラムとタッチ・ギターのカッティングとストリングス音をバックに、20分弱にわたりフリップがギターを弾きまくる(だけの)曲。
    前半はタッチ・ギターのカッティングをバックに歪んだロング・トーン中心のソロを、後半はストリングス音をバックに(エレピに近い)ピアノ音によるソロ、ラスト少しはギター・シンセのプリセット音のような中途半端な音のソロ、と盛り上がることなく終了。
  2. ” Space Groove III ” は、シンセ音と深いエコーのかかった歪んだギターとグラスの割れるようなギミック音が重なる曲。 誰がどのパートを出しているかなどとあまり考える気にもならない。
  3. ” Space Groove I ” は、Vドラムが若干重めになったものの、” Space Groove II ” と同じく、フリップのギターソロが延々と続く曲。 歪んだギター・ソロから、ピアノ音を中心としたシンセ音、後半はまた歪んだギターを中心にしたソロと、17分超続く。
  1. ” Happy Hour On Planet Zarg ” は、ストリングス系の音、エコーのかかった歪みのないギターが絡む。
  2. ” Is There Life On Zarg? ” は、ガンが「いかにもベース」という音を出し、その上にギター・シンセが絡むだけ。
  3. ” Low Life In Sector Q-3 ” は、セッション・アルバムである本アルバムの中でも、特に「音合わせ」そのままの曲。
  4. ” Sector Shift ” は、ガムラン風のドラムにストリングス系の音、装飾音が絡む、ディシプリン・クリムゾンのボツ曲のよう。
  5. ” Laura In Space ” は、前曲とシームレスというより、同一曲を2つにわけてみました、といった感じ。 注意していてもいなくても、曲が変わったタイミングは確実に聞き逃していまう。
  6. ” Sector Drift ” もまた前曲との切れ目が全くわからない。ただ、管楽器系の音、ボコーダー風のシンセが絡まってくるところが異なる。
  7. ” Sector Patrol ” は、前曲にしっかりとしたVドラムのループが重なるとともに、タッチ・ギターやいかにもシンセといった(多少下品な)ギターが絡む。
  8. ” In Space There Is No North, There Is No South, There Is No East, There Is No West ” は、静動静動と4つのパートからなる曲。 1回目の動のパート以外面白いところはない。
  9. ” Vector Patrol ” は、途中3秒ほどのブレイクを挟み、Vドラムのループとタッチ・ギターのカッティングに、様々な音のギター・シンセのソロが被さる。
  10. ” Deserts Of Arcadia ( North ) ”   では、重めのVドラムスにストリングス系の音が被さった後、歪んだギターによるソロ、エレピのような音のソロ、歪んだギター管楽器系の音のソロ、そして再びエレピのような音のソロと、約9分にわたる曲。
  11. ” Deserts Of Arcadia ( South ) ” は、遠くの方で3人が演奏しているような、ムードの演出だけのつまらない曲。
  12. ” Snake Drummers Of Sector Q-3 ” は、Vドラムによる小曲。
  13. ” Escape From Sagittarius A ” は、早めのリズムに激しいギター・ソロが絡むパート、ストリングス音中心のパート、ピアノ音のパートと、ロングトーン中心のギター・ソロのパート、管楽器系の音やエレピ音によるパートと、11分弱続く。
  14. ” Return To Station B ” では、ゆったりとしたリズムの上を、歪んだギター・ソロが遠くでなっているようにミックスされた、中途半端な曲。

 

Live Groove : ProjeKct Two

  1. Sus-tayn-Z / サス-テイン-ズ
  2. Heavy ConstruKction / ヘヴィ・コンストラクション
  3. The Deception of the Thrush / ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ
  4. X-chayn-jiZ / エクス-チェイン-ジズ
  5. Light ConstruKction / ライト・コンストラクション
  6. Vector Shift To Planet Detroit / 惑星デトロイトへのベクトル変換
  7. Contrary ConstruKction / コントラリー・コンストラクション
  8. Live Groove / ライヴ・グルーヴ
  9. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 惑星ブリュービロイドへのベクトル変換
  10. 21st Century Schizoid Man / 21世紀のスキッツォイド・マン

リリースは1999年

Robert Fripp - guitar
Trey Gunn - Warr guitar
Tony Levin - bass guitar, Stick, synth
Bill Bruford - drums and percussion

December 1-4, 1997

King Crimson Collectors' Club の第22弾としてリリースされた本作品は、プロジェクト1の4日間(だけ)のライヴから編集したもの。 一般販売された 『 Live at the Jazz Club 』 もスタジオでのミキシングで手を加えられていたが、本作品は更に多くの編集がなされている。 収録された3曲とも、ライヴにおける複数の曲を編集したものと想像できる。
1曲あたりの編集が長時間に及んでいるため、 『 Live at the Jazz Club 』 と比べとらえどころがなく、敷居の高い作品となってしまっていることは否めない。 とはいえ、音源の元となったインプロの出来が良かったことが幸いしてか、随所に緊張感溢れる演奏が収められている。
また、ブルーフォードが2曲目と3曲目のミックスにクレジットされていることが嬉しい。 フリップとの関係には未だ複雑なしこりが残っているのだろうが、DGMとの関係を保っていることにほっとした。
ジャケットのフリップのアホ面は、クリムゾン関連作品のジャケットの中でも秀逸な出来だと思う。

  1. ” Suite One ” は、30分にも及ぶ。
    低音のドローンを中心としたパートから、シンセと女声が絡むパート
    →ブルーフォードとレヴィンのリフをバックに、ギターと Warr Guitar が絡むパート
    →ブルーフォードとレヴィンのリフが更に忙しくなり、ギター音よりシンセ風の音が中心となって突如ブレイク
    →ギターと Warr Guitar がロング・トーンを中心に演奏、そこにリズム隊がゆっくりと絡んでくるパート
     徐々にギターとドラムの音が大きく、目立つようになっていく
    →レヴィンが細かいリフを弾き始め、ブルーフォードがそれに呼応。 さらにシンセ音とギターが絡む
    →ブレイクした後、レヴィンとブルーフォードが前パートと異なるリズムで演奏を始め、同じくシンセ音とギターが絡む
  2. ” Suite Two ” も15分に及ぶ演奏。
    ストリングス系の音とベースの演奏に、ブルーフォードがシンバルを中心に絡んでくるパート
    →更にシンセ音のギターが絡むにつれて、ブルーフォードのドラムが激しくなり、いったんブレイク
    →きらびやかなシンセ音に、ストリングス系の音が絡むパート
    →緩やかなリズムをバックに、フリップが弾きまくるパート
    →徐々にブルーフォードのドラムが激しくなり、シンセも絡んでくる
    →ストリングス系のシンセ中心の演奏の後、レヴィンのベース・ソロ
    →フリップとガンが絡みあうパート。 ソロにカッティング、ギターにストリングス音にピアノ音と何でもありの状態
  3. ” Suite Three ” だけちょっと短めで6分台の曲
    シンセによる音のお遊びのパート
    →ストリングス音をバックに、ブルーフォードとレヴィンのリズムの絡みを堪能するパート
    →ストリングス音が鳴りやみ、リズム隊にシンセ音でフリップとガンが絡んでくるパート

 

Live In Northampton : ProjeKct Two

  1. Vector Shift / ベクトル転換
  2. X-chayn-jiZ / エクス-チェイン-ジズ
  3. Vector Shift / ベクトル転換
  4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 惑星ブリュービロイドへのベクトル転換
  5. Light ConstruKction / ライト・コンストラクション
  6. Heavy ConstruKction / ヘヴィ・コンストラクション
  7. The Deception of the Thrush / ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ
  8. Sus-tayn-Z / サス-テイン-ズ
  9. Vector Shift / ベクトル転換
  10. Contrary ConstruKction / コントラリー・コンストラクション

リリースは2001年

Adrian Belew    V-drums
Robert Fripp    guitar
Trey Gunn    touch guitar, talker

July 1,1998

Produced by David Singleton and Alex Mundy on behalf of King Crimson & the King Crimson Collectors' Club

King Crimson Collectors' Club の第17弾としてリリースされた本作品は、1998年7月1日のメイン州ノーザンプトンのパール・ストリート・クラブでのライヴを収録したもの。 一般販売された 『 Live Groove 』 は複数会場からのセレクトであったが、本作品はプロジェクト2としての最後に近い段階での単一ライヴを収録している。
インプロ主体と考えられていたプロジェクト2だが、実際には作曲された曲が多く、インプロは前後の同一パートに挟まれて演奏されることが多くあまり代わり映えはしない。 また、いくつかのフレーズが、後の y2King Crimson の楽曲で完成系として提示されており、種明かしが済んだ今となっては中途半端な印象が強い。 『 Live Groove 』 との重複曲が多く、本作品のリリースについては疑問が残る。
まぁ、それ故に King Crimson Collectors' Club としてリリースしたのだと言われればそれまでなのだが。
日本では、『 The Collectors' King Crimson Volume 6 』 の1作品としてリリースされいる。 オリジナルと収録曲に違いは無い。

  1. 3回登場してくる ” Vector Shift ” は間奏曲のようなもの。
    ここではギター・シンセの音合わせのようなパートの後、Vドラムスのカウントからロング・トーンを中心とした長めのギター・ソロ、ストリングス音によるソロ、ピアノ音によるソロ、と続く。
  2. ” X-chayn-jiZ ” は、やはりつまらない。 Double Trio Crimson 時代に ” THRAK ” でやり尽くされたことを、プロジェクト2のフォーマットで再現しただけのこと。 特にピアノ音のソロが空しい。
  3. 2度目の ” Vector Shift ” は、ストリングス音の後、木琴のような音が鳴っておしまい。
  4. ” Vector Shift To Planet Belewbeloid ” Vドラムによる短いソロ。
  5. ” Light ConstruKction ” は、ProjeKct Four での再演後、” The ConstruKction of Light ” でも使われたフレーズが、曲の最初と最後に演奏される。 途中のパートは平凡なギター・ソロとピアノ音のソロ。
  6. ” Heavy ConstruKction ” は、やはりプロジェクト2のベストだと思う。 途中のフリーのパートも格好良いが、何よりも曲の前後のユニゾン・パートの緊張感の高さに圧倒される。
    内容こそ全く異なるもののフリーのパートの前後を同じフレーズで固めるパターンは ” Light ConstruKction ” と同じで、連続するとその違いが明確になりおもしろい。
  7. ” The Deception of the Thrush ” は、さすがにマンネリをこえて面白みが全く無くなっている。 本作品の存在意義が疑問視される象徴が、本曲の収録だと思う。
  8. ” Sus-tayn-Z ” は、フリップのギターとガンのタッチ・ギターの絡みを中心にした曲。 ロング・トーンを中心とした絡みはやはり格好良いが、こういう曲のバックでタイコを叩くブリューの気持ちは、どういうものなのだろうか。
  9. 3回目の ” Vector Shift ” は、終始音合わせのような曲。 1分半を過ぎたところでブリューが一定のリズムを刻み始めるもののフリップもガンも投げやりな演奏。
  10. ” Contrary ConstruKction ” は、細かく忙しないVドラムとフリップとガンの抑揚のないロング・トーンの絡みを前後に、フリップとガンがフリーキーに弾きまくる。
    (追加:2002年8月10日)

 

DGM Live Library

Live In California

ProjeKct Two がカリフォルニアで行った初ツアー5音源。
ProjeKct の中で最も多くのライヴをこなすことになる ProjeKct Two だが、まだまだこなれていなく、ドラム経験はあるけどドラマーではないブリューが律儀に叩く V-Drums と、手探りながら弾きまくるフリップとガンとの対比が大きく現れてしまっている。
その結果、最終日を除きCD2枚分ものヴォリュームはハードルが高く、続けて聴いていると正直ちょっと辛い。 この後行われた日本公演は B.L.U.E. と一緒だったため短めな演奏時間になってしまったが、集中して聴き込むには程よかったのかもしれない。
(追加:2014年7月10日)

1998/ 3/18    Ventura Theatre, Ventura, CA

1. Introductory Soundscape / 2. Live Groove / 3. Happy Hour On Planet Zarg / 4. Sector Shift / 5. House I / 6. Light ConstruKction / 7. Vector Shift To Intermission

8. The Deception Of The Thrush / 9. X chayn jiZ / 10. Sector Patrol / 11. Vector Patrol In Sector Q 3 / 12. Contrary ConstruKction / 13. Sector Shift / 14. House II / 15. VROOOM / 16. Search Patrol In Q 3

1998/ 3/20    Palookaville, Santa Cruz, CA

1. Introductory Soundscape / 2. Sector Drift / 3. Live Groove / 4. Search For Planet Zarg / 5.Sector Shift / 6.House I / 7. Vector Shift / 8. Light ConstruKction / 9. Low Life On Sagittarius A

10. The Deception Of The Thrush / 11. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 12. X chayn Jiz / 13. Vector Drift / 14. Contrary ConstruKction / 15. VROOOM

1998/ 3/21    Great American Music Hall, San Francisco, CA

1. Introductory Soundscape / 2. Live Groove / 3. House I / 4. Sector Shift I / 5. X chayn jiZ / 6. Happy Hour On Planet Zarg / 7. Deserts Of Arcadia East

8. The Deception Of The Thrush / 9. Sector Shift II / 10. House II / 11. Sector Shift III / 12. Deserts Of Planet Zarg / 13. ProjeKction / 14. RF Announcement / 15. VROOOM

1998/ 3/22    Great American Music Hall, San Francisco, CA

1. Introductory Soundscape / 2. Escape From Sagittarius B / 3. Sector Shift I / 4. Live Groove / 5. Sector Shift II / 6. Return To Sagittarius B / 7.Deception Of The Thrush

 8. X chayn jiZ / 9. Sector Shift III / 10. House I / 11. ProjeKction / 12. RF Announcement / 13. VROOOM

1998/ 3/24    House of Blues, Los Angels, CA

1. Heavy ConstruKction / 2. Vector Shift / 3. Light ConstruKction / 4. House I / 5. The Deception Of The Thrush / 6. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 7. X chayn jiZ / 8. Sector Shift / 9. Bass Groove / 10. Contrary ConstruKction / 11. VROOOM

Live In Japan

ProjeKct Two は、Bruford Levin Upper Extremities とともに、日本で4回のライヴを行なっている。
当時インターネットは既に普及しており、DGM Live のサイトは無かったものの、Elephant Talk のメルマガでクリムゾン関連の最新情報を入手することができた。 とは言いながらも、ProjeKct 関連の位置づけは今以上に不明で、第一部の ProjeKct Two、第二部の Bruford Levin Upper Extremities の演奏の後、両者が一緒に出てきてクリムゾン・ナンバーを演奏するのではないか、という淡い期待があった。
もちろん、そんなことは全くなかったわけだが、ProjeKct の中で唯一来日した ProjeKct Two の演奏を、今でもこうして確認することができるのは、幸せである。
(追加:2013年8月10日)

1998/ 4/ 7    Diamond Hall, Nagoya, Japan

1. Live Groove / 2. Vector Shift / 3. House I / 4. Vector Drift / 5. Light X chayn jiz / 6. The Deception Of The Thrush / 7. Happy Hour On Planet Zarg / 8. Sector Shift / 9.Contrary ConstruKction

1998/ 4/ 8    Heart Beat, Osaka, Japan

1. Heavy ConstruKction / 2. Sector Drift / 3. Live Groove / 4. Vector Shift / 5. Search For Sagittarius A / 6. Sector Shift / 7. House / 8. The Deception Of The Thrush / 9. Contrary ConstruKction

1998/ 4/ 9    Blitz, Tokyo, Japan

1. Heavy ConstruKction / 2. Vector Shift / 3. Live Groove / 4. Sector Shift / 5. Searching For Planet Zarg / 6. X chayn jiZ / 7. Sector Drift / 8. Searching For Low Life In Sector Q 3 / 9. The Deception Of The Thrush / 10. Contrary ConstruKction

1998/ 4/10    Blitz, Tokyo, Japan

1. Heavy ConstruKction / 2. Live Groove / 3. Sector Patrol / 4.X chayn jiZ / 5. Vector Shift / 6. VROOOM / 7. Vector Shift / 8. Contrary ConstruKction / 9. The Deception Of The Thrush

 



 

Live In England

ProjeKct Two は、Bruford Levin Upper Extremities とともに、日本で4回のライヴを行なっている。
当時インターネットは既に普及しており、DGM Live のサイトは無かったものの、Elephant Talk のメルマガでクリムゾン関連の最新情報を入手することができた。 とは言いながらも、ProjeKct 関連の位置づけは今以上に不明で、第一部の ProjeKct Two、第二部の Bruford Levin Upper Extremities の演奏の後、両者が一緒に出てきてクリムゾン・ナンバーを演奏するのではないか、という淡い期待があった。
もちろん、そんなことは全くなかったわけだが、ProjeKct の中で唯一来日した ProjeKct Two の演奏を、今でもこうして確認することができるのは、幸せである。
(追加:2013年8月10日)

1998/ 4/16    Jazz Cafe, London, England

1. Heavy ConstruKction / 2. Vector Shift To Planet Jazz Cafe I / 3. Live Groove / 4. Vector Shift To Planet Jazz Cafe II / 5. X_chayn_jiZ / 6. The Deception Of The Thrush / 7. Contrary ConstruKction / 8. Vector Shift To Planet Jazz Cafe III / 9. House I / 10. VROOOM

1998/ 4/18    Ronnie Scotts, Birmingham, England

1. Introductory Soundscape / 2. House I / 3. Vector Shift / 4. Live Groove / 5. Sector Drift / 6. X chayn jiZ / 7. The Deception Of The Thrush / 8. Heavy ConstruKction / 9. Sector Shift / 10. Sector Drift Search / 11. Disturbance In Sector Q3 / 12. Sector Drift / 13. Contrary ConstruKction / 14. VROOOM

1998/ 4/19    Ronnie Scotts, Birmingham, England

1. Vector Shift / 2. Sector Q3 Where Are You / 3. Sus tayn Z / 4. Live Groove / 5. Sector Drift / 6. The Search Continues For Life On Zarg / 7. X chayn jiZ

8. Vector Shift / 9. House / 10. Heavy ConstruKction / 11. Vector Shift / 12. VROOOM / 13. Contrary ConstruKction / 14. The Deception Of The Thrush

 

Live in South Atlantic, Middle Atlantic and New England

インターバルを置きながら、3回に渡って行った北米ツアーの1回目。
9日間で8回の演奏と、最も過密なスケジュールで行われているが、この日本でのツアー、イギリスでのツアー、本ツアー辺りが、ProjeKct Two の演奏が最も良質であるように思える。 演奏時間の長短はライヴのブッキングに起因するものだろうが、演奏内容に違いは生じていない。
このツアーの後、緩やかに ProjeKct Two としての演奏は下降線をたどっていくのだが、トリオであることと V-Drums と使うという縛りが原因であったと思う。
(追加:2019年7月10日)

1998/ 5 / 1    9.30 Club, Washington D.C.

1. Vector Shift To Heavy ConstruKction / 2. Heavy ConstruKction / 3. Sus tayn Z / 4. Vector Drift / 5. X chayn jiZ / 6. The Deception Of The Thrush / 7. House I / 8. Sector Patrol / 9. Contrary ConstruKction / 10. VROOOM

1998/ 5 / 2    Bohager's, Baltimore, MD  

1. Heavy ConstruKction / 2. Sector Drift / 3. Live Groove / 4. Vector Shift / 5. Search For Sagittarius A / 6. Sector Shift / 7. House / 8. The Deception Of The Thrush / 9. Contrary ConstruKction  

1998/ 5 / 3    Ballroom At The Bellvue, Philadelphia, PA  

1. Introductory Soundscape / 2. Contrary ConstruKction / 3. Sus tayn Z / 4. Vector Shift / 5. Light ConstruKction / 6. X chayn jiZ / 7. The Deception Of The Thrush / 8/ Heavy ConstruKction / 9. Sector Patrol / 10. House

1998/ 5 / 4    Toad's Place, New Haven, CT  

1. Vector Shift / 2. Heavy ConstruKction I / 3. Vector Shift / 4. Live Groove / 5. Vector Drift / 6. Light ConstruKction / 7. X chayn jiZ / 8. Heavy ConstruKction II / 9. Sector Patrol / 10. Contrary ConstruKction / 11. The Deception Of The Thrush / 12. VROOOM /

1998/ 5 / 6    Irving Plaza, New York, NY  

1. Vector Shift To Heavy ConstruKction / 2. Heavy ConstruKction / 3. Sus tayn Z / 4. Light ConstruKction / 5. Vector Shift To Planet NYC I / 6. X chayn jiZ

7. Introductory Soundscape / 8. Heavy ConstruKction / 9. The Deception Of The Thrush / 10. Vector Shift To Planet Zarg / 11. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 12. Contrary ConstruKction / 13. VROOOM / 14. Live Groove

1998/ 5 / 7    Irving Plaza, New York, NY  

1. Introductory Soundscape / 2. House I / 3. Heavy ConstruKction / 4. Vector Shift To Planet NYC II / 5. X chayn jiZ / 6. Sus tayn Z

7. The Deception Of The Thrush / 8. House II / 9. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 10. Vector Shift To Happy Hour On Planet Zarg / 11. Vector Shift To Contrary ConstruKction / 12. Contrary ConstruKction / 13. VROOOM

1998/ 5 / 8    Valentines, Albany, NY, USA  

1. Vector Shift / 2. Fast ConstruKction / 3. Sus tayn Z / 4. Vector Shift / 5. Could There Be Life On Zarg / 6. X chayn jiZ / 7. Heavy ConstruKction / 8. The Deception Of The Thrush / 9. Sector Shift / 10. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 11. Vector Shift / 12. Contrary ConstruKction / 13. VROOOM

1998/ 5 / 9    Inter-Media Arts Centre, Huntington, NY  

1. Introductory Soundscape / 2. House I / 3. Heavy ConstruKction / 4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 5. Sector Drift / 6. Could There Be Life On Zarg / 7. Sus tayn Z / 8. House II / 9. Space ConstruKction / 10. The Deception Of The Thrush / 11. X chayn jiZ / 12. Contrary ConstruKction / 13. VROOOM

 

Live in East North Central

3週間のインターバル後に再び行われた北米でのツアー。
ラストにブリューのアコースティック演奏による ” Dinosaur ” と ” VROOOM ” を続けるというのがパターンかされている。 DGM Live の解説を見ると、もう数曲アコースティック・ナンバーを演奏したとのことだが、収録時間制限が無いデジタル・フォーマットを採用しておきながら未収録にしている理由はよく判らない。
演奏曲目もパターン化されつつあり、演奏している側にも ProjeKct Two に対する限界が見え始めてきたのかもしれない。
(追加:2015年7月10日)

1998/ 5 /30    Bogart's, Cincinnati, United States

1. Sector Shift / 2. House I / 3. Live Groove / 4. Vector Shift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Heavy ConstruKction

8. The Deception Of The Thrush / 9. X chayn jiZ / 10. Vector Patrol / 11. Contrary ConstruKction / 12. Dinosaur / 13. VROOOM

1998/ 5 /31    Newport Music Hall, Columbus, United States

1. Introductory Soundscape* / 2. Slow House / 3. Sus tayn Z / 4. Sector Drift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Heavy ConstruKction /

8. Young Lions / 9. Men In Helicopters / 10. Contrary ConstruKction / 11. Vector Patrol / 12. X chayn jiZ / 13. The Deception Of The Thrush / 14. Dinosaur / 15. VROOOM /

1998/ 6 / 1    I.C. Light Music Tent, Pittsburgh, United States

1. Introductory_Soundscape / 2. Vector Shift / 3. Sus_Tayn_Z / 4. Live Groove / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Heavy ConstruKction /

8. The Deception Of The Thrush / 9. X_Chayn_Jiz / 10. Vector Shift / 11. Contrary ConstruKction / 12. Dinosaur / 13. VROOOM

1998/ 6 / 2    Odeon, Cleveland, United States

1. Vector Shift To Planet Cleveland I / 2. House II / 3. X chayn jiZ / 4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 5. Light ConstruKction / 6. Heavy ConstruKction

7. Sus tayn Z / 8. Sus tayn Z Reprise / 9. Contrary ConstruKction / 10. Vector Shift To Planet Cleveland II / 11. House / 12. Deception Of The Thrush / 13. Dinosaur / 14. VROOOM

1998/ 6 / 4    Park West, Chicago, United States

1. Vector Shift To Planet Chicago / 2. House II / 3. X chayn jiZ / 4. Sector Shift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Contrary ConstruKction

8. Sus tayn Z / 9. Vector Shift And Search For Planet Chicago / 10. House I / 11. Heavy ConstruKction / 12. The Deception Of The Thrush / 13. RF Announcement / 14. Dinosaur / 15. VROOOM

1998/ 6 / 5    Park West, Chicago, United States

1. Vector Shift To Planet Chicago I / 2. Live Groove / 3. Heavy ConstruKction / 4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 5. Light ConstruKction / 6. Sus tayn Z /

7. Deception Of The Thrush / 8. X chayn Jiz / 9. Vector Shift To Planet Chicago II / 10. House II / 11. Contrary ConstruKction / 12. Dinosaur / 13.VROOOM

1998/ 6 / 7    Majestic Theatre, Detroit, United States

1. Vector Shift / 2. Live Groove / 3. Heavy ConstruKction / 4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 5. Light ConstruKction / 6. Sus tayn Z

7. Deception Of The Thrush / 8. X chayn Jiz / 9. Vector Shift / 10. Contrary ConstruKction / 11/ Dinosaur / 12. VROOOM

 

Live in New England and Canada

律儀に再び3週間開けて行われた ProjeKct Two の最後のツアーで、残念ながら ProjeKct Two はクリエイティヴな発展を放棄しているように思える。
これまでも、ブリューが数曲アコースティック・ソロ演奏することはあったものの、ここでは中間部にアコースティック・ソロ・コーナーを設け、更にアンコール前にも ” Dinosaur ” を再びアコースティック・ソロで披露している。 そしてアンコールでは ” VROOOM ” に加え ” 21st Century Schizoid Man ” を P2フォーマットで演奏している。
今更ではあるが、ProjeKct 関連のライヴに行く人の中に、皆クリムゾンを求めている。 それが故にこの最後のツアーでのウケは非常に良かったはずであるが、4ヶ月にも及んだ ProjeKct Two が行き着いたのがここだったのは残念である。
(追加:2019年7月10日)

1998/ 6/28    Somerville Theatre, Somerville, MA., USA

1. Introductory Soundscape / 2. House I / 3. Sus_Tayn_Z / 4. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 5. Light ConstruKction / 6. Contrary ConstruKction /

7. Heavy ConstruKction / 8. Vector Shift To Somerville / 9. House II / 10. X_Chayn_Jiz / 11. The Deception Of The Thrush / 12. Dinosaur / 13. VROOOM

1998/ 6 /30    Old Lantern, Charlotte, United States

1. Live Groove / 2. Heavy ConstruKction / 3. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 4. Light ConstruKction / 5. Sus_Tayn_Z

6. Men In Helicopters / 7. Lone Rhinoceros / 8. Matte Kudasai / 9. Three Of A Perfect Pair / 10. The Deception Of The Thrush / 11. X_Chayn_Jiz / 12. Vector Shift To Planet Charlotte / 13. House I / 14. House II / 15. Dinosaur / 16. VROOOM

1998/ 7/ 1    Pearl Street, Northampton, United States

1. Vector Shift / 2. House I / 3. X chayn jiZ / 4. Sector Shift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Heavy ConstruKction

8. Young Lions / 9. Men In Helicopters / 10. Three Of A Perfect Pair / 11. The Deception Of The Thrush / 12. Sus tayn Z / 13. Vector Shift / 14. Slow House / 15. Contrary ConstruKction / 16. Dinosaur / 17. VROOOM / 18. 21st Century Schizoid Man

1998/ 7/ 3    Talkhouse, Amagansett, United States

1. Vector Shift / 2. Live Groove / 3. X chayn jiZ / 4. Vector Shift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Heavy ConstruKction

8. Lone Rhinoceros / 9. Men In Helicopters / 10. Young Lions / 11. Matte Kudasai / 12. Three Of A Perfect Pair / 13. The Deception Of The Thrush / 14. Sus tayn Z / 15. Sector Drift / 16. Slow House / 17. Contrary ConstruKction / 18. VROOOM / 19. 21st Century Schizoid Man

1998/ 7/ 6    The Guvernment, Toronto, Canada

1. Announcement / 2. Introductory Soundscape / 3. House I / 4. Sus tayn Z / 5. Vector Drift / 6. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 7. Light ConstruKction / 8. Heavy ConstruKction

9. Young Lions / 10. Men In Helicopters / 11. Matte Kudasai / 12. Three Of A Perfect Pair / 13. The Deception Of The Thrush / 14. X chayn jiZ / 15. Vector Shift / 16. Slow House / 17. Contrary ConstruKction / 18. Dinosaur / 19. VROOOM / 20. 21st Century Schizoid Man

1998/ 7/ 8    Metropolis, Monteal, Canada

1. Introductory Soundscape* / 2. Live Groove / 3. Heavy ConstruKction / 4. Sector Drift / 5. Vector Shift To Planet Belewbeloid / 6. Light ConstruKction / 7. Slow House To House I

8. Young Lions / 9. Lone Rhinoceros / 10. Matte Kudasai / 11. Men In Helicopters / 12. Three Of A Perfect Pair / 13. The Deception Of The Thrush / 14. Sus tayn Z / 15. X chayn jiZ / 16. Contrary ConstruKction / 17. Dinosaur / 18. VROOOM / 19. 21st Century Schizoid Man